はじめに
PHPerKaigi 2026に参加してきました。
私はプロのプログラマーとして業務でPHPを書いているわけではなく、普段はQAエンジニアとして活動しています。
そのため、自分のことを「アマチュアPHPer」と名乗ったりしています。
そんな私が今回「ぜひ参加したい」と思ったのには理由があります。
これまで関西のさまざまなエンジニアコミュニティに顔を出す中で、PHPコミュニティの方々が私をとてもポジティブに受け入れてくれたという体験があり、それが私自身のコミュニティ活動における原体験になっていると感じているからです。
PHPerって懐深い人多い気がする。
全体を通して
PHPerKaigi全体を通してまず驚いたのは、至る所に「遊び心」が散りばめられていることでした。
周囲のPHPerの方々は「実行委員長の長谷川さんの趣味だ」と笑っていました。
おそらくそれは間違いないと思います。
ただ、私はシステムコーチングを学ぶ身として、別の視点も持ちました。
それは、PHPerKaigiにおけるそういった場づくりが、PHPコミュニティ特有の「参加しやすさ」や「リラックスできる雰囲気」を生み出しているということです。
これまでソフトウェアテストやスクラムのカンファレンスでも、イベント設計やコミュニティの面白さをたくさん見てきましたが、PHPコミュニティならではの在り方や関係性の構造を垣間見れたことは、私にとって大きな収穫でした。
PHPer Book Revue
オープニングでノリノリに踊れました
https://www.youtube.com/watch?v=rXcTfSdXCdY
雑に作る(きんじょうひできさん)
何かを作ることの原点に立ち返らせてくれるような、素晴らしい本の紹介でした。
特に「分解する」という点に豊田喜一郎イズムを感じ、「ああ、やっぱりここでも繋がっているんだ」と深く感動したことを覚えています。
早速購入しました。
Rubyソースコード完全解説
「PHPのカンファレンスで、あえてRuby?」と最初は思いましたが、言語自体の実装を理解する過程でコードリーディングの技能を深められるというお話には、とても共感しました。
ソフトウェアテスト技法においても、マイヤーズやカーニハンといった先人を知ることで理解が深まる(と、以前ときょんさんとブロッコリーさんが話していた)ことを思い出し、ここでも知識の「繋がり」を感じながら興味深く聞くことができました。
現在は無料で公開されているとのことです。
マネジメントシステムに魂を入れる
私です。
発表を聞いて実際に本を購入してくださった方もいらっしゃったようで、本当に話してよかったと思っています。
QAエンジニアの皆さんは当然読んだよね?
うかうかしてられんな。
Fearless Change(小泉さん)
小泉さんとは、私が東京へ行くたびにお会いしている気がします。
『Fearless Change』は私も昔から持っているのですが、小泉さん自身が開示されたように、実は私自身も当初はあまり内容が刺さらなかった記憶があります。
小泉さんがご自身の体験を通して徐々に理解を深めていく様子に「あ、俺も同じだ」と深く共感しました。
同時に、ご自身の体験を等身大で語る姿を見て、本当に謙虚ですごい方だと改めて感じました。
その謙虚に学ぶ姿勢に負けていられないと感じました。
Science Fictions(ますおかさん)
ますおかさんのLTはPHP関西の勉強会で何度か拝見していますが、今回もいつものスタイルで安心しました。
私はこの本を知らなかったのですが、「科学的手法という枠組みそのものを疑う」という内容に強く惹かれました。現在私が学んでいる関係性に関するコーチングなども様々な心理学の研究に基づいているため、この問題についてはきちんと理解しておく必要があると感じました。
もちろん買いました。
「お金で解決」が全てではない!大規模WebアプリのCI高速化
CIの遅さは品質保証においても大きな障害になると考えています。
そのため、非常に興味深く聞かせていただきました。
講演後、ご本人と直接お話しする機会があり、テストの観点からどのようなアプローチが可能か、あるいは「なぜ今回はその選択をしたのか」という論点について、短い時間ですが議論できたのがとても良かったです。
高いプロフェッショナリズムを持ち、その中で泥臭く地道に改善を重ねていく姿は、多くのエンジニアの励みになる内容だと思いました。
私自身も、もっと勉強してCI環境を良くしていきたいと強く思いました。
アンカンファレンス:テスト・アジャイル・品質
私です。
誰もセッションを始めていなかったので、「試しにファーストペンギンになってみるか」と、小泉さんと極めて軽いノリでスタートしました。
『Welcome To Software Testing World』の再演などを行い、品質保証や規格との向き合い方について議論できたのは有意義でした。
何より嬉しかったのは、その後に他の方々が続いて発表をしてくれたことです。
私が電源ボタンを長押しして起動させたプロジェクターがそのまま使われているのを見て、少しだけコミュニティに貢献できたような気がしました(言い過ぎ)。
モジュラモノリス導入から4年間の総括:アーキテクチャと組織の相互作用について
モジュラモノリスやコンウェイの法則といった概念は教科書的に知っていましたが、実際に現場で起こったことをベースに4年間の「実践知」として聞けたことは、非常に貴重でした。
川島さんの説明は端的でわかりやすく、すっと内容が入ってくる素晴らしい発表でした。
アンカンファレンス:自己紹介LT
ベテランから私のようなルーキーまで、さまざまな方の自己紹介を聞くことができて良かったです。こういう場がもっと増えればいいなと思いました。
ちなみに私は、「スクフェス福岡」の登壇資料を6分に圧縮して話しました。
唐突なおわり
1日目の終了後、ホテルに戻ると喉の痛みが引かず、体のほてりや悪寒など、嫌な予感がしていました。熱を測っても平熱だったのですが、翌日になっても体調の違和感は引きませんでした。
2日目はテスト関連の話題が多かったため、無駄に鋭い質問やマサカリのような意見をぶつけて議論しようと意気込んでいたのですが、様々な感染症の潜伏期間であるリスクを考慮し、現地参加を辞退しました。
私の分の懇親会の食事は、関西のPHPerの方々が美味しく食べてくれたと信じています。
帰りの新幹線の中でニコ生配信を見ようとしましたが、回線が安定しなかったため、後日アーカイブで追う予定です。
【補足】
月曜日に病院で検査を受けましたが、コロナもインフルエンザも陰性で、結果的には「軽い風邪」とのことでした。
ひとまず安心ですが、会場で私と会話をした方は、念のため体調の変化にお気をつけください。
全ての人に感謝を
スタッフの皆様、登壇者の皆様、スポンサーの皆様、そして一緒にイベントを盛り上げてくれたPHPerの皆様、本当にありがとうございました!
めちゃくちゃ楽しかったです。また何かお土産(持ちネタ)を作って参加したいと思いますので、その時は一緒に楽しませてください!