スクフェス新潟で発表した
感想
スクラムフェス新潟で発表してきました。
直前の発表が超よかったのもあって、発表前15分前にはすごく緊張していたのですが、10分前にはその緊張は消え失せていました。
すでにスピーカーモードにしていたのですが、事前のじゅんぺいさんとの会話中に、私が用意していた笑いドコロのカンペをガン見されていて、超はずかしかったです。
私はこの発表をしようと思ったきっかけは以下の2点に集約されると思います。
- 「QAエンジニア」がミドル層以上のエンジニアに対して、本来品質保証への関心を持っているにも関わらず、ジュニア層に行うような「ティーチング」の関わりをしてしまうこと、それによる”品質保証活動"の分断
- その手段としてEM文脈での”コーチング”の技術のみを使ってしまうこと
- これは品質保証のドーナツ化の再現でもある
そのため、このような強めの発表となりました。
質問に対するアンサー
Q.明日から何をすればいい?
難しい質問です。
私はコーチングをマインドセットなしに提供することの危うさを危惧してこの発表をしました。
一方で、単純に「コーチングスクールについて調べろ」と突き放すのも違うと思います。
私はついそう言ってしまいましたが。
そんな中で捻り出したのが、「自分に目を向ける」です。
これは支援の話をしてるのになんやねんって感じですが、私が今回伝えたかったことでもあります。
ただ頭で理解できることに執着するのではなく、感じたことや身体に現れたものに思いを馳せることです。
いきなり他者に目を向けるのではなく、まず、自分の脳みそで考えることの隣について目を向けることだと、今は思います。
Q.QAがコーチングをするのは難しいのでは?
超難しいです。むしろ、QAという存在自体が、コーチングが大事にする「内発的動機」や「答えはクライアントの中にある」というマインドを否定しうると考えています。
そしてそれは、インプロセスQAがよく標榜する「全員で品質を保証する」という理念を無自覚に達成を困難にするという危惧があります。
これは私自身がそういった失敗をした経験にも起因します。
そんななかで、特にインプロセスQAでありながら"開発者"と"QA"で分断する考えを持つ人がその考えを保ちつつ支援という形で力を発揮するために「コーチング」という技術を提案するのが意図です。
さらに踏み込んで言えば、コーチングが難しいのならば、何かの前提を変えることも考える必要だあると思います。それには痛みが伴うと考えています。
Q.QAが大成するにはコーチングの技術は必須?
必須とは考えないです。
一方、コーチングの技術、あるいはコーチとしてのあり方は仕事だけでなく、人生のさまざまな場面において有用だと考えています。
そしてさまざまな場面に使えるため、レバレッジが効くものだと考えています。
なので、私とルーツを同じくするQAエンジニアの皆さんも、人生を豊かにするために、コーチングを学んでみるのもいいのではないかと考えています。
Q.相手の中に答えがあるだけでなく、コーチ自身の知見を使って支援する形もあるのでは?(意訳)
その通りです。
実際のパーソナルコーチングでは、もちろんクライアントを尊重する前提があるとは言えど、クライアントが達成したいことを後押しする支援のためには、さまざまなリソースを使うべきだと考えています。
今回の発表ではそういったコーチングの性質・ある種の本質について言及せず、「コーチングマインド」をベースに、どのように「あり方」を見直すかという内省を促す意図がありました。
Q.一緒にやっていくという意味ではIメッセージより Weメッセージのほうが有効な場合もあるのでは?
これについては同意します。そして、発表資料の段階では検討できなかった部分でもあります。
その上で、この意見について再検討したところ、やはり「状況による」という注釈が必要だと感じています。
特に、"QAエンジニア"というラベルを持った状態で開発チームにいる場合、私は十分な信頼関係がない状態で安易にWeとしてしまう場合に失敗した経験がありました。
これは私自身が信頼関係の見立てを誤り、小手先のコミュニケーション技術を使ってしまった結果だと思っています。
なので、まず品質保証の専門性を持つ他者としての意見を強調する意図として、Iメッセージを使うことが多かったという経験則になると考えました。
ぜんぜん関係ないけど
しーちきさんが参加していることに胸が熱くなった。