今年のふりかえり

今年はいろいろありましたね。今年も飛躍の年でした。

PHPスクラム、テスト、QA、コーチング。
さまざまなところでいい出会いがあったと思っています。

1番の飛躍はやっぱりtestingOsakaを立ち上げたことですかね。
これが私の人生の支えになったと強く思っています。

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そういや、同世代の友人がたくさんできましたね。
ベイさん、しがちゃんとかですね。
そういやRubyコミュニティにも行きたいけど、行けてないな。
枚挙にいとまがないのですが、年代を公開しても多分気にしなさそうな、謝ればなんとか許してくれそうなのはこの2人なので、これくらいにしときますね。

 

こうやまを見出せたのもでかいですが、あまり言い過ぎると調子に乗りそうなので、名前を出すくらいにしときます。
そろそろ自分のことを「ペーペー」って言うのやめて、プロとしての自覚を持った方がいいですね。
船や海関連のQAの仕事があれば、彼に声かけてあげていただけると助かります。
https://note.com/bookman_koyama
https://x.com/bookman_0000

 

上記のような、関西のコミュニティにもたくさん顔を出して、関係性を築けたと考えています。

特にプログラミング系のカンファレンスや勉強会に参加して、発表もできたことはすごく刺激になりました。
デブサミにも呼んでいただき、行けなかったですが、笑いになったとのことですので、とても嬉しいです。
本当に感謝しかないです。

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成果としての最大のものは「スクラム祭り」の開催だと思っています。
もちろん、私が手がけたものは微々たるものであり、全国のスクラムアジャイルコミュニティのひとりひとりがいないと成り立たなかったものだと思っています。
ただ、あの場のさまざまなつながりに立ち会えて、それに関われたことについて、(特にタスマニアデビ男のイラストが使われたことに)私は心から誇りに思うのでした。

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プライベートも充実していました。

旅行をたくさんしました。旅行でかけるお金を無制限に設定し、できるだけ行きたいところに行こうとしました。
Die With Zeroの精神です。
ただ、貯金はそんなに減ってないんですよね。普段の生活が慎ましすぎて。

理想の家?に引越しして、本棚も拡張しました。
タスマニアデビ男も私も、本が好きなのでもっと本に囲まれた生活をしたいです。

最後に、私はQAという自認をやめました。
System Fixerです。

zenn.dev

これからの自分の迷走に、私は心底わくわくします。
どうか、健康にいたいと思います。

そして、全ての人に感謝しています。

testingOsakaでお世話になった飲み会会場をふりかえろう

はじめに

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testingOsakaでは交流を大事にしているので、飲み会があります。

この記事ではお世話になった飲み会会場について買いていこうと思います。

 

地域コミュニティにおいて、会場・参加者・スタッフが大切なことはもちろんなのですが、地元の飲食店とのつながりや情報を持っておき、そして何より感謝することも大切なのかなと思って居ます。

(まだ実現できていないですが)その地域らしい食べ物や飲み物を楽しめるようなお店も探索したいですね。

世界のビール博物館 グランフロント大阪

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Ashibinaaの近くかつ、お昼・夕方の時間で使いやすいということで2回利用しています。

ビールの種類が豊富で、さまざまな特徴的なビールが楽しめるところがおすすめです。

お店の外の席をいつも使わせていただいているのですが、周りの音が入ってくることが少なく、私としては前向きな話ができて楽しい雰囲気だなと思っています。

 

ただ、レアで高価なビールが多いので、油断するとちょっと驚く会計になることがあります。

これもテストではあります。

藁焼きと熟成肉 藁蔵 梅田グランフロント前店

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個室かつ、料理がおいしいということで第二回で利用させていただきました。

第一回は友達も含めてわちゃわちゃした感じだったのですが、第二回はゲストをお呼びしての飲み会だったので、少し緊張した覚えがありますね。

ただ、料理も含めてめちゃくちゃ楽しかった覚えがあります。

鶏っく  大阪駅うめきた

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オーガナイザーかつ、この回自体を企画した私が参加しなかった伝説の会ですね。

ただ、以前から気になっているお店なので、機会があればぜひまた利用させていただきたいです。

梅田ごだいご

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この日の飲み会参加者は結構多く、予約を結構苦戦して、ごだいごさんはなんとか都合をつけて空けてもらった覚えがあります。本当に感謝です。

ハイボールの提供がめちゃくちゃ早くて、めっちゃ飲んだのを覚えています。

なんか色々熱い話ができた覚えがあるなあ。またいきたいです。

梅田応援団大分からあげと鉄板焼 勝男

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この日も参加者は多かったですね。

いつもお店とりは私がやるのですが、こうやまくんにお願いして取ってもらった覚えがあります。

ここはとにかく唐揚げ食べまくれるのと、鍋も出るので、なんだかいろいろできて楽しい覚えがあります。

「落ち着いた」という感じではないのですが、わいわいと気軽に交流できるお店として今後も利用させていただければなと思っています。

おわりに

testingOsakaは楽しいですが、飲みと飯も楽しみたいですね。

もちろん無理強いはしないですし、飲み会の席で起こったコンプライアンス違反には、testingOsakaで注意しているものと同じように、退出のお願い、時には法的措置を大阪地方裁判所にて行います。

今の所聞いていないですが、もしそういうのがあったら責任持って対処いたしますので、お伝えください。

そしてなにより、今までこういった楽しい場を提供してくれたお店、参加してくれたみんなに感謝したいです。

 

testingOsaka#6を開催してきました

はじめに

testingOsaka#6を開催しました

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今回の趣旨

今回は念願のSET企画を実施しました。

実はSETという専門性に着目して、私自身「学びたい」と思っていたのは以下のイベントからでした。

han-warai.connpass.com

というわけで一年半越しの開催?テーマとなりました。

 

今回は、福岡から大園さん(@ozonohiroaki)をおむかえしました。

testingOsakaとSET

現在、testingOsakaは「テストを通じてさまざまな専門性をつなげる」としていますが、やはり根底には「テストとエンジニア(と自認している人々)」の関係性には距離感があるなと思っていました。

この距離感を縮めることを大阪からできればいいと思ってtestingOsakaを始めました。

そんななかで、SETはこの理念を体現したものだと思っています。

なので、本当に「念願叶った」という感じでした。

Ketnoteについて

発表内容については、ぜひ参加者のみなさまの感想や、ご本人からお聞きいただきたいと思っています。

今回については質疑応答に20分近く使い、多くの関心を寄せられたのがみれました。

また、話を聞いているみんなの様子を見ていてもめちゃくちゃ頷いていたり、いい雰囲気だったなあと思っています。(毎回いい雰囲気なのですが)

OSTについて

今回もOSTを行いました。

OSTマーケットプレイスを眺めに取りました。

最初は緊張があったのか、なかなか出なかったのですが、実際にディスカッションタイムに入ると、堰を切ったように話始めて、めちゃくちゃ盛り上がりました。

おわりに

次回は来年です。

楽しみ〜

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「しーちき」

はじめに

この記事はバキバキQAチャンネル Advent Calendar 2025 8日目の記事です。

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私がやまずんになる前

しーちきさんは、私が「やまずん」と名乗る前、おそらくポリリズムであったころから、SNS上で変わらず親しくしてくれています。

おそらくJSTQBのALの勉強会をしている時に絡んだので、2019年くらいかなと思っています。

そして、会った回数は決して多くないです。

ただ、第三者検証の会社できつい仕事をしていた時や、心が折れた時、お互いを励まし合うような、親友のように思っています。

しーちきさんが私の舎弟だと思っている人もいますが、これは完全に逆です。

私がしーちきさんの舎弟なのです。

限界テスターとして私は葬列の中にいる。

かつて、私たちは「限界テスター」でした。

今でも名乗ることはありますが、今と過去では「限界」を別で捉えています。

そして、過去の私は、ずっと椎名林檎の『葬列』が流れていました。

 

このブログのタイトルである私は余裕の凱旋の中にいるは、しーちきさんのブログタイトル『私は迷いの中にいる』から取っています。

これはしーちきさんリスペクトかつオマージュであることは言うまでもないですが、そうしようと思った経緯として、私が全てを失った時に、しーちきさんを蜘蛛の糸だと思っていたからです。

蜘蛛の糸

蜘蛛の糸」エピソード何かないかと思いました。

なにもありませんでした。

 

なにもないのです。

 

ただ、しーちきさんがいるという事実が私を勇気づけてくれたことを覚えています。

今でも、しーちきさんに勇気づけられていると思うことがたくさんあります。

enough

やがて私はバキバキQAとなりました。

「そんな私はしーちきさんに恩返しがしたいと思って、バキバキQAチャンネルを作ったのです」

嘘です。

 

でも、しーちきさんが私のバキバキQAチャンネルを肯定してくれたから、私は自分1人で立って、自分なりの活動ができていることは事実です。

本当です。本当です。

 

あの肯定がなければ、今の生成的なエネルギーとして持続しなかったと思います。

私はしーちきさんはこのテスト界隈で突出して勤勉で謙虚で面白い視点を持っている人だと思っています。

何度でも何度でも話そうと思います。

僕らしく

testingOsaka実行委員の行動規範を作ってみました

はじめに

この記事は、testingOsaka Advent Calendar 2025の7日目の記事です。

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なぜ「実行委員の行動規範」を作るのか?

いつもtestingOsakaの活動には、何人もの人に協力していただいています。

そして、仕方のないことですが、私を中心に回っているコミュニティでもあります。

このドキュメントを作成した背景には、コミュニティが特定の個人を中心に回ってしまうことへの危うさと、コミュニティが持続的に成長していくために「自律性」と「個人の権利の安全」を担保したいという強い思いがあって記述しました。

1. コミュニティの「危うさ」から「生成性」へ

コミュニティが大きくなってしまうと、時に、個人が本来持つべき自由な権利を侵犯していく危うさを感じています。

たとえば、昭和的な話だと、会社が交友関係や業務時間外の生活に口を出すなどですね。

これは、エンジニアコミュニティでも、「コミュニティへのコミットメント」という形で、誰もそんなこと思ってないのに、「なんとなく雰囲気」で義務感やプレッシャーを感じてしまうと思っています。

testingOsakaもコミュニティである以上、その危うさがあると感じています。

Founderである私(筆者)の意思決定が中心になってしまうのではないか」

一方で、「私の手が離れたらコミュニティの存続自体が自己目的化しないか」という懸念です。

私は、testingOsakaを特定の個人に依存するコミュニティではなく、実行委員全員の発想と創造性によって常に新しい価値を生み出し、進化していく「生成的なコミュニティ」という立ち位置を明確にしたいと思いました。

この規範は、そのための土台となるものです。

2. testingOsakaの実行委員が大切にする3つのコアバリュー

今回提案した行動原則の中から、特にtestingOsakaの実行委員として大切にしたい価値観をサマライズしてご紹介します。

コアバリュー 1: 個人の幸福が最優先されること

実行委員としての活動は「義務」ではありません。

実行委員自身の生活、心身の健康、良い生き方を何よりも優先することを最重要原則とします。活動に無理が生じた場合は、誠実に休止・辞退の意思を伝えることを推奨します。

コアバリュー 2: 「やりますね」で自律する場であること

これはJaSST nanoの運営で「いいな」と思ったものを持ってきたものです。
他の実行委員に許可を求めるのではなく、「やりますね」の精神で、主体的に活動を開始する自由を推奨します。相互に過度な制約を設けず、行動の結果に対する相互フォローを重視する、自律的な場です。

コアバリュー 3: 無理に継続しない自由があること

コミュニティの存在自体を目的化しません。

testingOsakaの活動が意義を失ったと感じた場合や、活動の継続が過度な負担になった場合は、無理に存続させることなく、休止や終了を選択する自由を共通認識とします。

3. 今後の展開と定めている倫理的ルール

今回策定した行動原則には、上記のような自律的な価値観だけでなく、コミュニティの安全を守るための最低限の倫理的なルールも定めています。

具体的には、プライバシーの厳守、多様性の尊重、ハラスメントや差別の禁止といった、誰もが安心して参加できる場を維持するための責任を明記しています。

社会人として普通のことですよね。

この規範については、実行委員の皆さんとの最終的な擦り合わせを経て、外部へ公開することも検討しています。

いずれにせよ、この文書を通じて、testingOsakaがよりオープンで、より安全で、誰もが活き活きと活動できる場としたいと思っています。

お前はパーフェクトソフトウェアを読め 〜私がテスターとして語るべきことは、すでにパーフェクトソフトウェアに書かれている

はじめに

この記事は、「ワインバーグさんにまつわる Advent Calendar 2025」の5日目の記事です。

adventar.org

私はワインバーグ氏の「パーフェクトソフトウェア」について語ろうと思います。

bookplus.nikkei.com

パーフェクトソフトウェアの概要

「パーフェクトソフトウェア」と聞くと、「パーフェクトなソフトウェアとは何か」を伝えているように思えますが、実際は違います。

 

隅から隅まで読んだわけではないですが「パーフェクトソフトウェアとはなにか?」「それを事実から理解しよう」「事実を知る手段はテストだ」

という論調で、この本はいわばテストについて語った本です。

 

そして、この本はテスター向けでもありますが、ソフトウェア開発に携わるすべての人々へ、テストに対する正しい期待とテストが抱える難しい問題、あるいはテストではどうにもできないような現実を見事に表現しています。

 

アジャイル開発や自動テスト、生成AIが普及した今でも、この本で書かれていることの本質、「パーフェクトなソフトウェアは可能か」「パーフェクトなソフトウェアを実装するパーフェクトなテストは可能か」ということは同じく我々に突きつけられています。

お前はパーフェクトソフトウェアを読め

私はキャリアのかなり初期に「パーフェクトソフトウェア」を読みました。

多分エンジニア2ヶ月目とかで、研修期間中だったと思います。

なので、パーフェクトソフトウェアで書かれているソフトウェア開発の難しさ、そしてテストの限界は「当然の前提」のように感じていました。

 

今では、テストのコミュニティに限らずさまざまなコミュニティに参加させていただくことがあります。

私自身、さまざまなロールの人が参加できるtestingOsakaというコミュニティを運営しています。

 

そこでよく、「テストの技術を学ぶより、まず自分の地続きのところから品質について学んだ方がいい」ということを言っています。

この場では、あえてこう言いましょう。

 

「お前はパーフェクトソフトウェアを読め」

 

テスト技法やテストマネジメント、テスト戦略、テストアーキテクチャといった具体的な技術を学べば解決するかもしれません。

ただ、その前に、「テストとはなんなのか」「テストに期待することはなんなのか」ということを、おそらく皆さんの心にある「パーフェクトなソフトウェア」から連想する形で提示してくれます。

 

これからテストを学びたいと思った人、品質について考えたいと思った人へ、「テスト」という視点や考えで何がもたらされるかが、この本でわかります。

 

私はパーフェクトソフトウェアの読者の中で想定されている「プロのテスト技術者」に分類されると思います。

そしてプロのテスト技術者として、すべての人に読んで欲しいと思っています。

このあたりでそろそろ、nacoが怖い

はじめに

この記事はバキバキQAチャンネルアドベントカレンダー5日目の記事です。

adventar.org

きょんさん怖い

「きょんさん怖い」という記事を書きました。

yy-world.hatenadiary.com

怖いですよね。きょんさん。

実はこの記事を書いた本当の動機は、きょんさんへの言及だけではありません。

nacoさんという存在についても改めて考えたいと思ったからです。

「このあたりでそろそろ、nacoが怖い」 このサゲを思い付かなければ、私はこの噺でいこうとは思いませんでした。

実は私はきょんさんを語ると同時に、nacoさんについても語りたいと思っていたのでした。

同じ視座だったnaco

nacoさんとの初接触はあまり覚えていません。 ただ、nacoさんによれば「JaSST nano出ちゃいなよ!」と私が誘ったのが始まりだったようです。そうだっけ。

私にとって印象的だったのは「QAなんもわからん会」です。

qananmowakaran.connpass.com

この時、私はあえて「なんかわかるひと」枠でエントリーしました。

当時は「なんもわからん」とまでは思っていませんでしたが、自分の中の「品質とはなにか」「QAとはどうあるべきか」について、言語化しきれずにいました。

 

軽い気持ちでエントリーしたものの、これは私に対するプレッシャーでした。

「なんかわかる人」として参加するからには、自分なりの答えを持っておく必要があると、自分自身を追い込んだことを覚えています。

そこで書いたのが以下の記事です。(当時はnoteでしたが、移植しています)

zenn.dev

当時は慌てて書いたのですが、これは今でも私の基盤となる価値観です。

nacoさんが立てた「なんもわからん会」をきっかけに、私はnacoさんと同じ視座に立ち、自分なりの答えを見つけたのでした。

近くのnaco

nacoによる自己認知の転換

その後、オンラインでカジュアル面談をしたのを覚えています。 その時、nacoさんに「やまずんさんは鋭い人だと思ってたけどそんなに怖くなかった」という旨のことを言われました。

最近ではそういったことをよく言われるようになりましたが、思えばそう言われたのはnacoさんが初めてで、とても新鮮でした。
数十分の会話でしたが、私の表面的なコミュニケーションスタイルだけで判断するのではなく、エンジニアとしての本質を見てもらえた気がしました。

nacoの後釜

やがて私は転職して、nacoさんの後釜とも言えるポジションにつきました。

その会社では、nacoさんが残したドキュメントや積み上げた文化が垣間見えました。 私はそれらを頼りに仕事をしていく中で、いたるところでnacoみを感じるのでした。

スクフェスにもnaco

そういえば、スクラムフェスに現地初参加・初登壇したのも、スクフェス新潟でnacoさんの前でした。そもそもnacoさんは実行委員でしたしね。

新潟ではユニークで楽しい体験がたくさんあり、強く心に残っています。

また、今までオンラインでしか繋がったことのなかったスクラムコミュニティに対して、親近感を持てたきっかけでもありました。

これら4つのエピソードを振り返ると、私のエンジニアとしての岐路には、なぜかいつもnacoさんがいるなぁと思うのです。

遠くのnaco

かつては親近感を持っていたnacoさんですが、気がついたらずいぶん遠くの存在になった気がしています。

QA from 異業種でありながら、色々なコミュニティで存在感を示し、デカルトみやアレグみ、SbEみを出しているnacoさん。

近くに感じていたはずのnacoさんは、もはや自分とは違う高みにいる存在なのではないかと感じています。

nacoさんは私が知らないような知見を持ち、さまざまな新しいことに挑戦しているように見えます。

素直に「すごいな」と思います。そして、キラキラQA仲間として誇らしいです。

そう思うと同時に、「怖いな」とも思うのでした。

まんじゅう怖い

「まんじゅう怖い」って知ってます?

「まんじゅう怖い」とは、本来怖くないものを怖いと言って、それを提供させるという有名な落語です。

「このあたりでそろそろ、お茶が怖い」というのは、「もうまんじゅうは腹一杯だから、口直しのお茶でも飲みたいぜ」という意味です。

「きょんさん怖い」と思っているのも私です。きょんさん怖いですよね。

きょんさんの知識や知見には敵わないと思っているし、きょんさん自身がQAの背景を持っていることから、ひとつのモデルケースとして「憧れ」を持っています。

私は今、nacoさんにも同じ感情を抱いています。 「このあたりでそろそろ、nacoが怖い」のです。

「怖い」の正体

ここでの「怖さ」には二つの意味があります。

ひとつは落語通りの意味。

nacoさんが得た知見や知識、価値観や挑戦を垣間見ることで、私自身もそれを「うまいうまい」と学び、吸収できるかもしれません。

一方で、本当の意味での「怖さ」も感じています。

私はかつて、nacoさんに対して軽いノリで「JaSST nanoに出ちゃいなよ」と言える立場でした。

今はどうでしょうか。 やはり自分のステージとは違う、気軽には声がかけられないような大物になってしまったのでは、という思いがあります。

ここでの「怖さ」は、nacoさんが私に危害を加えるという意味ではありません。

nacoさんと自分を比較することで、自分自身に対して劣等感を抱いてしまうことへの恐怖です。

nacoさんというキラキラした光を見て、自分の暗い影が見えてしまうこと。

これを私は「怖い」と思うのでした。

また夢になるといけねえ

nacoさんがくれたイベントや会社の文化、コミュニティ、様々な知見。

これらは私にとって、芝浜で拾った革財布に思えてきました。
ふらりと気まぐれに出かけた先で出会った思いもよらぬ幸運であり、私を助けてくれる大きな資産となりました。

しかし、その資産にただ甘えてnacoみを消費しているだけでは、いつかしっぺ返しを食らう気がします。
遠くにいってしまうnacoさんを見て、私はいつか誰かからこう言われるかもしれません。
「何言ってるんだい?お前は何もせず酔っ払って寝ていたじゃないか。全部夢だよ」

そうなった自分を思うとゾっとします。
だからこそ私は、高みのnacoさんの背中を見ながらも、恥じない生き方をしようと思っています。

何年か経って、立派なQAになり、その時、私は胸を張って自分の仕事を語れるようになっていたいです。

そのとき、お茶を飲みながら、こんな話をするかもしれないですね。

「やまずんさん、ずいぶん立派になったね。どうだい、一杯」
 そう勧められても、私は慢心を恐れてこう返すかもしれません。 

「よそう。また夢になるといけねえ」